日本の住宅が寒いワケ③ 制度面

 3つ目の理由は制度面。住宅を断熱性能の違いで分けると、以下のようになります(※国交省・2019年度より)。

 等級1(無断熱):29%
 等級2(1980年基準):36%
 等級3(1992年基準):22%
 等級4(現行基準):13%

 等級が上がるほど断熱性能が高くなりますが、現行基準の住宅はまだ13%しかありません。
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 ちなみに、住宅の等級は1から7まであります。大阪の場合、等級7の住宅の「建物からの熱の逃げにくさ」は、等級2の「7分の1~8分の1」に抑えられるということです。そして、今年4月からは全ての新築住宅で等級4以上が義務付けられます。

 住宅の断熱改修により血圧が下がったというデータもあります。

 ・高血圧患者(388人)→平均7.7mmHg血圧低下
 ・全体(1656人)→平均3.1mmHg血圧低下

 断熱性能を高めるにはコストがかかりますが、日本の住宅は、これまで耐震にコストをかけてきたことで、断熱については疎かになっていたのかもしれません。