高知県香美市出身の俳優、樫尾篤紀さんの主演する映画が高知県黒潮町で上映され、1日、樫尾さんが舞台挨拶を行いました。

黒潮町入野の『大方あかつき館』で3日までの4日間、上映された映画『SOUND of LOVE』。そしゃくや摩擦の音などで心地よさや癒しを感じるASMR(エーエスエムアール)を題材にしています。

真の快楽を求めてASMRの配信をする女性をグラビアでも活躍する染谷有香さんが演じ、その配信者の女性に恋をする男性を香美市出身の俳優、樫尾篤紀さんが演じています。

甘美な音によって引き寄せられた2人が、やがて歪んだ愛の末路を迎えるラブストーリーを独特な世界観で描いています。

(映画を見た人は)
「最初、すごく大人な雰囲気でドキドキしながら観てたんですけど、気づいたら展開が分からなくなっていって…、樫尾さん演じる守屋の最後の狂気的な演技がすごいなと思って最後までみられました」

1日、映画の上映の前後、樫尾さんが舞台挨拶を行いました。

(香美市出身 俳優 樫尾篤紀さん)
「いろいろ地方を回らせていただいていて『いつか高知でもやりたいな』と思っていて、ネットで高知県のシアターを探して、マネージャーさんに『いつか高知でできたらいいな』という話をちょうどしていたときに、今回のあかつきシアターさんの方で上映が決まって本当にこう…、高知でようやく映画を上映することができてすごくうれしいです」

樫尾さんはNHKで春から始まるやなせたかしさんと妻の小松暢さんをモデルにしたドラマ、“あんぱん”にも出演します。