山口県宇部市の地魚として親しまれている「レンチョウ」。一年を通して水揚げされますが、今旬を迎えています。


このレンチョウをもっと広めようと、宇部市は去年からグルメフェアを始め、ことしは規模を拡大して第二弾が行われています。
レンチョウの魅力を探ってきました。

赤い色と、舌のような形から「アカシタビラメ」というこちらの魚。
宇部市では「レンチョウ」と呼ばれています。
宇部市近郊の海で一年を通して水揚げされ、煮つけなどで昔から宇部市民に親しまれています。

気温が下がる12月から2月ごろが旬で、今の時期は肉厚で脂がのったレンチョウを食べることができます。

レンチョウのベストシーズンに合わせ今月(1月)15日から宇部市で開かれているのが「第2回うべ地魚フェア~レンチョウまつり~」です。

宇部市産業経済部 水産振興課 落合博文副課長
「市内の飲食店32店舗では宇部産レンチョウを使用したさまざまなメニューが提供されています」

去年より規模を拡大して、店舗数も開催期間も1・5倍。
レンチョウの魅力を知ってもらい、消費拡大を目指します。和食レストラン「かめうら苑」では、刺身と煮つけ、唐揚げを提供しています。

煮つけや唐揚げは家庭でもよく食べられていますが、こちらは通常の2倍以上の大きさ。
おいしさをしっかり味わうことができます。

関谷名加tysアナウンサー
「こちらが一番人気という唐揚げ定食です。もうね、大きいですよね、レンチョウ。肉厚。いただきます。驚きのふわふわ感です。淡泊な白身魚なんですけど、唐揚げにしてあることで食べ応えもある」


身だけではありません。
じっくり揚げられた骨はパリパリとした食感で、頭以外はすべて食べることができます。

海浜和風レストランかめうら苑 川元誠一代表
「肉厚だからこそ3枚おろしが出来るんです。骨と身を分離できるから、2つの食感が味わえるんです」