そして「回送940号」がやってきた!

(2009年の筆者)
「新型車両が入ってきました。色が『白』というよりかは、全体的に『青みがかって』いますね。先頭には「WEST JAPAN KYUSHU」と書かれています」

新造車両ゆえ、えぐい程のツヤ!周りの景色も映し出すほどで、曲線美も相まって、まさに陶磁器のようです【画像④⑤】。

【画像④】これまでの「白いN700系」よりもシックな印象
【画像⑤】えぐいほどのツヤ!

そしてボディーに引かれたのは、白藍との対比となる「濃藍色」と、漆器の蒔絵に使われる「金色」。このカラーリングによってプレミアム感を醸し出しているんだそうです【画像⑥】。

【画像⑥】2色の帯が、白藍色をグッと締めてくれます

この車両は「N700系」を九州新幹線用に改良したもので、2011年3月の全線開通に向けて、2009年度からほぼ毎日、博多~姫路間を試験運転していました。

この「回送940号」の岡山駅での停車時間はわずか1分なので、この日は車内を見ることはできませんでした。別日に撮られた車内の映像が。。。和風の佇まいで統一され、居住空間の快適性にこだわったといいます【画像⑥】。

【画像⑥】これが普通車指定席!

この座席、何が凄いかって、このラグジュアリー感で、さらに2列×2列のゆとりのシート配置であるにもかかわらず、「グリーン車」ではなく「普通車指定席」なんです!【画像⑦】。

岡山県民としては、岡山から新大阪に行く際に、空いているなら取りたい座席です。

【画像⑦】