「東海道・山陽新幹線」記念すべき2024年度 50年前に何があった?
今年3月10日に東海道・山陽新幹線は「東京-博多全通50年」を迎えます。
RSK山陽放送(1953年創業)は71年に渡る放送の歴史の中で、新幹線に関わる数多くの貴重動画を保存していて、「RSKイブニングニュース・YouTubeチャンネル」では、再生リスト「新幹線・貴重映像大集合」にてそのうち38本の動画を公開しています。
RSK山陽放送では、38回シリーズ(予定)で、その内容を画像を交えてインターネット記事として紹介していきます。
33回目は「青磁色の新型新幹線、現る!」です。
このツヤ!デビュー2年前の「山陽・九州新幹線」岡山駅に登場
今回取り上げるのは、2011年3月12日にデビューした「山陽・九州新幹線・N700系」です。試運転は2009年から本格的に始まりました。
この時の取材の担当は、15年前の筆者です。初めて山陽・九州新幹線のN700系を目にしたとき「なんてキレイな色なんだ」と感心した覚えがあります。
伝統的な陶磁器を思わせる、白藍色をまとった新幹線。ジオン公国突撃機動軍大佐のマ・クベ氏なら、副官のウラガン氏に「あれはいいものだ」と言い放つに違いありません【画像①】。

(2009年の筆者)
「JR岡山駅です。もうまもなくこちらのホームに、『のぞみ』でも『ひかり』でも『こだま』でもない、新しい車両が入ってくるということです」
入線前、今となってはむしろ気になるのは、向かいの博多方面行きのプラットホームにたたずむ、4両編成「グレー+黄緑」の100系です【画像②】。先頭車両が見えないのは残念!

その試運転車両には、「回送940号」という名前が与えられていました。午前11時すぎに、博多から回送列車としてやってきました。
その1本前には「ひかりレールスター550号」の文字も【画像③】。そのレールスターのダイヤに、やがてこの新型車両が組み込まれていくのです。
