休養タイプの組み合わせ方と「オフファースト」という発想

「複数の休養タイプを組み合わせることが効果的です」と片野さん。例えば、公園を散歩しながら友人と会話を楽しむことで、運動、親交、転換の3つの休養タイプを同時に取り入れることができます。

疲労を良しとする日本の「お疲れさま」文化を変えるには、「オフファースト」の発想が重要だと片野さんは言います。「仕事が終わってから次の日の朝までの時間を、いかに有効に使って休養するかを考えましょう」と提案します。

そのためには、休養をネガティブにとらえるのではなく、次の活動のためのポジティブなものと考える必要があります。

自分に合った休養法を見つけ、オフの時間を大切にする。それが、仕事の効率を上げ、健康的な生活を送るための鍵となるでしょう。「お疲れさま」ではなく、「よく休んでね」と言える社会を目指したいものです。