誘客のカギは“富裕層”
一方、別府市の亀の井ホテルではさっそく団体客が訪れていました。春節の大型連休に合わせて連日ほぼ満室で、ここ数年は個人客の宿泊も増えているということです。
高まるインバウンド需要にホテルでは、外国語を話せるスタッフを増やすなど対応。海外からの宿泊客がコロナ禍前と比べて10%増加しました。

亀の井ホテル 冨田弘さん:
「外国人が好きそうな食事のメニューやお土産を常に考えている状態です。少しでも来て満足してもらって、いいものを買ってもらい、いいものを食べてもらうと思っています」

九州観光機構 川村和彦部長:
「九州はアジアから近いので、旅先として選ばれやすい傾向です。今年の外国人旅行者数が4000万人まで見えてきていますので、今後は富裕層、プチ富裕層を地方に呼び込む工夫をしていきたい」
今年の訪日外国人旅行客は、過去最多となった去年をさらに上回る4000万人にのぼると推計されています。春節が終わっても中国からのインバウンド需要はまだ続きそうです。