■「お飾りじゃなくガツガツやる」女性理事9人起用で新体制に着手


創設以来、女性の理事が1人もいなかった日大。


多様性に乏しい“日大の風土”が一連の不正の背景にあるとも指摘されましたが、林さんもそんな様子を感じたと言います。

林真理子理事長
「どこか訪ねていってもペットボトルが1本置いてあるだけですよね。日大ってとこはちゃんと女性がお茶入れてくれて、持ってきてくれるんです。お客さんに。非常に新鮮っていうか、いいのかな、なんて」

小川キャスター
「お茶くみがいらっしゃる?」

林真理子理事長
「それはね。今度の異動でちょっと変わると思いますけど」

新体制では、まず女性理事を9人起用。今後、女性の管理職をさらに増やしていく考えだと言います。

小川キャスター
「日大に限ったことではないですよね。日本全体に意思決定に関わる方が、男性が大多数で女性がほとんどいない」

林真理子理事長
「本当にそうですよね。女性で例えばいろんな役職の方が出てくるけど、それを選ぶのも男性ですもんね結局はね。本当にそうすると、やっぱり自分にとって都合のいい女性たちを選んでるということになるし。ここはいきなり私が理事長になりましたので。もっとお飾り的にちょっとイメージを変えてくれればいいじゃないかって思った人達もいると思うんですけど。私がここまでガツガツやるとは考えていなかったかもしれない」


林さんは毎日大学に出勤し、会議などに追われる日々だと言います。

林真理子理事長
「家に帰ってきて本を読んだり何かをしようと思っても、疲れ果てて。小説書くのが本当に大変で、小説脳に行かなくて困ってしまうんですね」

小川キャスター
「小説脳ですか?」

林真理子理事長
「小説書く時ってのは、何か月もかけて資料を読んで、人に会ったりしてだんだん、心と頭をそっちの方に向けてくんですが、全くそういうことができないです。よく皆さんはすごいチャレンジですねって仰るんですけども、チャレンジされた方はたまったもんじゃないので、だから失敗は本当に許されない」