小学校はもうすぐ卒業式。
卒業の歌を歌うためにこれから練習をはじめる学校もあるかと思いますが、そんななか山口市の小学校ではオペラの「本物」を鑑賞しました。

山口市の平川小学校の体育館に響き渡る歌声。
横浜を拠点に活動する「ミラマーレ・オペラ」の極上のコンサートです。

平川コミュニティ推進協議会が子どもたちに夢や希望を持つきっかけにしてほしいと14年前から「狂言」や「ジャズ」などの「本物と触れ合う会」を開いています。

「ミラマーレ・オペラ」代表の松山さんが去年、平川地区に移住した縁もありオペラが選ばれました。


コンサートでは歌手が腹式呼吸や発声のコツを教える時間もあり、卒業式に向けてもうすぐ歌の練習が始まる6年生は、目を輝かせながら学んでいました。

児童
「卒業式の歌の時に人一倍大きい声を出せるように頑張りたいと思いました」
「テレビで聴くより頭によく刻まれて心にも響いてすごくすてきな体験ができたなと思いました」

ミラマーレ・オペラ 松山郁雄代表理事
「(自分は)声という音を出す楽器なんだなと認識してもらうだけで(歌い方も)ガラッと変わるので、そういうことに役立ててくれるといいなと思いました」

29日には平川小学校のほかに市内の特別支援学校でもコンサートがあり、子どもたちに「本物の」歌声を届けました。