長崎市の鈴木市長は28日、広島市長とともに在日アメリカ大使館を訪れ、トランプ大統領に被爆地を訪問するよう要請しました。
アメリカ・トランプ大統領に対する被爆地訪問の要請は、28日午前長崎と広島の市長が在日アメリカ大使館を訪問して行い、キャサリン・モナハン駐日臨時代理大使に要請書を手渡しました。
要請書では、被爆地訪問によって核兵器の非人道性について理解を深め、核兵器廃絶に向けたリーダーシップを発揮することや、核兵器禁止条約締約国会議への参加、期限が迫るロシアとの間の核軍縮条約の延長交渉などのほか、被爆地への訪問を求めています。
アメリカ大統領として初となる長崎訪問へ市長は手ごたえを感じたとしています。
長崎市 鈴木史朗市長:
「被爆者のみなさんの声を聞いていただいて、核兵器のない世界を実現する思いを共有していただきたい」
長崎市によるとモナハン臨時代理大使は、「戦後80年のことしは被爆地を訪問するこれ以上ないタイミング」「トランプ大統領に確実に伝える」とこたえたということです。