「ひとりひとりが自分より優秀な人をスカウトすれば、会社はどんどん良くなる」
―――南さんに見込まれて入社された?
見込まれていたかはわかりませんが、その時のご縁がきっかけとなって入社しました。南は「いつ、どこを歩いていても全員が社員の候補者だと思うくらいの気持ちで感度を立てている」って言っていますね。
―――酒井さんも同じですか?
そうですね。私も週に何人かとは会うことを自分に課しています。これは、ビズリーチに根付いている考え方なのですが、「ひとりひとりが自分より優秀な人を連れてくれば、会社は今以上に良くなる」というものです。本当にシンプルで、当たり前ですよね。自分より優秀だと思う人をひとりひとりが口説いてくれば、会社はどんどん大きくなっていく。優秀な人を口説けるぐらい、社員ひとりひとりが魅力だけでなく課題も含めて会社を理解できていることを大事にしています。
―――ビズリーチに入ってから一番の転機は?
一番の転機は、今のポジション、社長に就くというタイミングだったと思います。前任の社長である多田の急逝によりバトンを受け継ぎました。自分自身が社長になるとは本当に1ミリも思っていなくて。ただ、当時、私は副社長でしたので、社長に何かあった時には代わって対応するのが務め、役割だと思っていたので迷いはなかったです。