「転職はどうですか?」結婚披露宴の席で創業者からスカウト

―――次の就職先は?
 次の就職先は人材関連の仕事で、11年ほど働きました。もちろん、この仕事もずっと続ける前提でした。しかしある日、一緒に働くメンバーの結婚式に新郎側の主賓として参列したんです。すると、ビズリーチの創業者で、現在はグループを束ねる会社「Visional」の社長である南(壮一郎さん)が新婦側の主賓として参列していたんです。そこでの出会いが、今の会社に繋がる最初の接点です。

―――でも、挨拶を交わすくらいですよね。結婚式の場でお互い主賓同士ですと。
 お互いの主賓挨拶が終わるとすぐに南が隣に来て、「酒井さん、転職はどうですか?」と、それくらいストレートな挨拶を受けました。正直、「こういう人とはうまくやっていけないかも」というのが、最初の印象でした。ただ、私もそうですし、南も前職はスポーツ関連の仕事をやっていたということもあって、そこから共通の話題としてスポーツの話をしたりして。1年、2年くらいですかね、話をしているうちにあれよ、あれよと…。