片手でパートナーを持ち上げる新技「片手リフト」に挑戦!

 「男女の愛を表現する」と言われる社交ダンスですが、今回は親子での挑戦。家族をテーマにした曲『手紙~愛するあなたへ~(作詞・作曲 藤田麻衣子)』で踊ります。

 前田さんは、この大会で新たな技を披露することにしています。片手でパートナーを持ち上げる「片手リフト」です。もう片方の手は、脚を支えるだけ。真理子さんの全体重を右手だけで受け止めます。しかし、こうした技だけでは大会で高得点を出すことはできません。採点では技の難易度よりも、ダンスの「しなやかさ」やペアの「一体感」がより重視されるのです。

 (瀬古知愛コーチ)「ダンスというものを見せていくうえで、もう少し“柔らかさ”だったり、そこが課題になってくると思います」

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 大会2週間前、前田さんは77歳になりました。子どもや孫などに祝福され、大会への英気を養います。

 (前田明さん)「いよいよやなと思って。多くの人たちの応援によって試合に挑めるという気持ち。感謝しています」