声色を変えて脅していた

検察は被告人質問の中で、男が電話口に複数人いるように装う芝居をしていたことも明らかにしました。

被告の男(45):
「芝居をうって別人を登場させました。よりリアリティーを示すことで、当時僕にとっては‟不適切な接客”だったので、そのことに気づいてすぐに担当者につなぐことが正しいと分かって欲しいと思い、芝居をしました」

検察:
「複数人から脅されている、と思わせることでより恐怖感が増すことを狙ったのですか?」

被告の男(45):
「より恐怖や不安を与えるという考えはありませんでした」

母からの手紙

男は公判の中で謝罪や反省の言葉を口にしました。また弁護人は男が被害者らに「謝罪文」を送ったことを明らかにしました。

また男は母親から届いた「手紙」などをきっかけに、より更生への決意を強めたなどと語りました。

被告の男:
「母には女手一つで育てて頂きました。事件を起こし母を裏切りました。自分本位の考えが勝って母の気持ちを考えてこなかった…。事件を起こして後悔しています。反省しています」

「母は見捨てることなく、手紙で再発防止などについてアドバイスしてくれました…。今後は私が逆に母を支えていきたいと思います」