元阪神の外野手 祖父の言葉が原点

トレーニングや掃除など、どんなことに対しても妥協せず、地道に努力を続ける末永。その原点は、祖父であり元阪神の外野手・末永正昭さん(77)の言葉にある。「子供の頃から『妥協はするな。手を抜いたらだめだ。』とずっと言われてきました。年末年始、西宮市の実家に帰った時は『頑張れよ』と声をかけてもらいました。甲子園で活躍することがおじいちゃんへの恩返しになると思う」。

「センバツでの目標は優勝です」と熱く語った末永。祖父がプレーした甲子園球場で恩返しの投球を見せる。

◆末永晄大(すえなが・こうだい)
2007年6月10日生 兵庫県西宮市出身 177㎝78㎏ 左投左打 甲武中(宝塚ボーイズ)~東洋大姫路。
東洋大姫路では2年夏に背番号14でベンチ入り。2年秋は背番号10を背負い、県大会優勝、近畿大会優勝、明治神宮大会ベスト4。好きな食べ物は、母親手作りの春巻。

【野球サイコー!取材後記】
祖父と「ミエナイチカラ」で「強く繋がっている」末永。祖父の「言葉を僕は忘れない」。
※「ミエナイチカラ」「強く繋がっている」「言葉を僕は忘れない」…B’z「ミエナイチカラ」の歌詞。

◆取材・文 金山泉(かなやまいずみ)MBSアナウンサー。1982年6月5日生、新潟県上越市出身。野球とB’zをこよなく愛する。投手として首都大学リーグ2部で通算11勝(8敗)をマークした。