担い手不足が課題ですが、新たな動きも見え始めています。

上中颯馬さん(26)
「2024年からさといも部会に入って、みなさんにしっかりと指導してもらいながら生産しています」

先月の試食会、26歳の若手農家の姿がありました。
去年4月、サトイモ栽培の仲間に加わりました。

JAの担当 大野さん
「本当あの子がいるおかげでみんなが明るくなった。こういうイベントごとでもみんな本気でするんかなと思います」

日持ちする加工品を作って消費者に、より手に取ってもらいやすいようにしようという取り組みも始まっています。

皮をむいて真空パックにし、クリーミーな食感がいつでも味わえると好評です。

道の駅菊川や山陽小野田市の誠蓮市場など、直売所で販売されます。

上中颯馬さん
「やっぱりいいものを高く私たちは売りたいと思っていますので。日頃の管理、それから掘り終わったあともしっかり一つひとつ丁寧にいきたいと思っています」

吉井部会長
「いまがおそらくサトイモ一番おいしい時期だろうと思っています。もう一度吉田のサトイモ部会も若手を募集しながら盛り上げていきたい」

高齢化に担い手不足、取り巻く課題を解決しようと試行錯誤しながら、地域で「吉田のサトイモ」の味を伝えています。