豚汁に煮物…。寒くなったこの時期、口にする機会が増えるのがサトイモですよね。下関市の山あい、吉田地区では「吉田のサトイモ」が生産されています。

20年ほど前から栽培されているそうですが、いま存続が危ぶまれかねない状況なんだそうです。地域の人たちが伝統を守ろうと奮闘しています。

吉田さといも部会 吉井克也部会長
「まさに吉田の伝統野菜。だんだん部会の人数も減ってきましたけれどもできるだけ長く吉田のサトイモを続けていきたい」

1月15日、出荷場には、箱詰めされた「吉田のサトイモ」が運び込まれました。出荷は10月からおよそ半年間。
市内の市場などに出されます。

JAの担当 大野秀治さん
「どこにも負けない柔らかさと粘りけがあって非常においしい」

田園が広がる吉田地区は県内有数のナスの産地として知られますが、長年栽培されてきたサトイモも知名度向上を目指しています。

試食した人
「サトイモナゲットすごいほわっと口の中でとけて」
「触感がかりっとして中ふわっとものすごくおいしく感じました」
「おいしい」

12月、下関市の卸売市場で一般の人に向けては初めて、試食会が開かれました。

ナゲットやいももち、揚げだしがふるまわれました。