日本のパラスポーツ発祥の地、大分県別府市の太陽の家で新たな就労支援の取り組みとして、23日からeスポーツ専用エリアがオープンしました。
別府市の太陽の家にオープンした「eBARLEY」。障害者も気軽にeスポーツに参加してもらおうという新たな就労支援の取り組みです。施設には高性能のゲーミングパソコンや競技用チェアが設置され、オンライン対戦用の高速回線も整備されています。

23日はオープニングイベントとして、施設の完成に携わったeスポーツ関係者と入所者が格闘ゲームで対戦。画面上で繰り広げられる白熱した戦いに会場は大きな盛り上がりを見せました。
(太陽の家入所者)「新しい空間でやると楽しくて、気持ちが上がったような感じです」「全世代の人たちと交流できて、とてもいい魅力だと思います」
(太陽の家ICT eスポーツ推進担当・曽川稔さん)「なかなか、障害がある方々が触れる機会が少ないと感じていたので、パラスポーツ発祥の地の大分県で太陽の家が先進してeスポーツに取り組んでいくのは非常に大きな意義があるのかな」
太陽の家では、eスポーツエリアを入所者のリハビリや、競技力の向上に活用するほか、垣根を越えた地域交流にも役立てていく方針です。