
また、最近よく聞かれるのが『年賀状じまい』という言葉です。
【60代女性】
「年賀状じまいは、そろっとかなと思っているんですけど。今年は一応、やめようかなと思いつつも…。くださったところにはお返しをして、来年からちょっとなしに失礼させていただきますみたいな一言をあとがきに書こうかなと」
【30代男性】
「だんだん年賀状じまいをもらうことか出てきました。そろそろとは思っていますけど、もらっているうちは出さないとかな、とは悩んでいます」
こうした中、年賀状じまいをする人向けのサービスもありました。
新潟市北区で印刷事業やはんこの製造などを行う『さくら工房』では、年賀状じまい用の文章用ゴム印の無料で貸し出しを始めました。
【さくら工房 碓氷京子さん】
「こちらが年賀状じまい用の横書きのものなんですが、1行、2行、3行のものがあります…」

「実を言うと、お買い上げいただく形でハンコを作ってもらうのが確かに一番良いんです。でもそれを1回しか使わないために作ってもらうかって考えた時に、それなら“貸し出し”をしたらどうだろうっていうことで、今年から初めてこのサービスをしてみることにしました」
もちろん年賀状じまいを伝える文章を印刷することも可能ですが、ゴム印が欲しいという声は2023年から聞いていました。
ゴム印の良さは、年賀状じまいの文章をすべての年賀状に印刷するのではなく、“限られた人”にだけ押せるという点。
徐々に年賀状じまいを進めたいという人に需要があります。

「年賀状をやめた人は、2023年までは高齢者の方だったんですけど、2024年は結構若年層の方もいるんですよ。聞いてみると、やっぱり経済的なこと、あとは時間がないっていうことで…」