お店探しはSNSが主流に? SNS活用で危機からV字回復したお店も

熊崎キャスター:
街のみなさんはどんな風にSNSを駆使してお気に入りの飲食店を見つけるのか見ていきます。

やはりZ世代のお店探しの主流は「インスタグラム」になってきているということです。「渋谷グルメ」「#カフェ」などのキーワードやハッシュタグで検索すると、人気の投稿が一覧で出てきます。投稿されている料理写真などから選ぶということです。

また、地図で検索することもできて、現在地とジャンルを指定すると、近くにある該当のお店が複数提案されます。さらにその中から選択すると、選択したお店についての投稿を一気にチェックすることが出来るということです。

お店側にもSNSを使うメリットがあるということです。

東京・池尻大橋にある「PLUCK AND PLANT」というお店なんですが、開店から4か月赤字が続いたため、PRのためお店のTiKTokを開設したところ、最初の動画が話題になり、36万回再生されました。

また、コメントも約900件ほどあったそうなんですが、そこで思わぬ指摘があったそうです。

「笑顔がない」「髪結んで」

そこで、散髪するなどの改善をしました。さらに、ランチ営業を中止し、撮影・投稿数を増やしました。すると、月の売上が70万円から450万円になったそうです。

オンライン直売所「食べチョク」代表 秋元里奈さん:
一見ネガティブに見えるコメントも含め賛否両論を聞いた方が、閲覧数も伸びますし、改善点もわかって、いいところばっかりですよね。

熊崎キャスター:
一方、Z世代があまりグルメサイトを見なくなった理由について聞いてみると…

10代 大学生
「会社員の人とか、上の世代の人が使うイメージ」

17歳 高校生
「辛辣なコメントを見るのが嫌。お店側からしても嫌なお客さんなのでは?」

SNSでお店を“ほぼ決定”はしますが、口コミや値段を見るためにグルメサイトも活用するそうです。「初手で使わないとしても、グルメサイトの複数の口コミが安心材料になる」とNスタのスタッフ(20代)も話していました。

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<プロフィール>
秋元里奈さん
オンライン直売所「食べチョク」代表 34歳
神奈川の農家に生まれる