TBSテレビお昼の情報番組「ひるおび」でおなじみの気象予報士・森朗さんと、過去の天気から最新の天気予報まで天気に関するありとあらゆる情報をお届けする「お天気タイムマシン」。今回のテーマは日本が一番寒かった日。氷点下の世界はどんな景色だったのでしょうか?(アーカイブマネジメント部 萩原喬子)

日本が一番寒かったのは123年前…寒さを体験できる施設も

今から123年前、1902年(明治35年)の1月25日、北海道・旭川でマイナス41 ℃を記録しました。未だに破られていない記録です。マイナス41℃とは一体どんな寒さなのでしょうか?

マイナス41℃を体感できる施設があります。北海道上川町にある北海道アイスパビリオン。一年中、北海道の寒さを体験できます。

北海道アイスパビリオンではマイナス20℃の極寒体験をしながら、ダイヤモンドダストやクリオネを見ることができます。

その施設の中にあるのが、なんとマイナス41℃を体感できるコーナー。上から降りてくるマイナス41℃の空気を10秒間全身に浴びることができます。

1902年1月25日に旭川が記録した日本の最低気温マイナス41℃を10秒間体感できます。

気温が低いと何が起こる!?寒さレベルでみてみると…

NHK気象・災害ハンドブックによるとマイナス4℃以下で水道管の凍結が始まる、マイナス15℃以下でダイヤモンドダストがおきる、マイナス25℃以下で大木が裂け(凍裂(とうれつ))、マイナス40℃では小鳥やカラスが凍死して落ちてくる寒さと表記されています。

-50℃以下の「星のささやきが聞こえる」というのは人の吐く息が小さな氷の結晶になってかすかな音をたてることを言うそうです。