「史上最大の強制送還作戦」標的の街は

藤森キャスター:
不法移民に関して、トランプ氏は大統領令で不法移民についてメキシコ国境に「非常事態」を宣言し、「史上最大の強制送還作戦」だと挙げました。標的になると名前が挙がった街がシカゴです。シカゴは全米で3番目に人口が多い大都市です。

ニューヨーク支局 大橋純 記者:
シカゴでは、まだ調整総会を巡る動きは始まっていません。この辺りは、メキシコからの移民が多いエリアで、「リトルメキシコ」と呼ばれています。メキシコのレストランや両替所、スーパーなどが立ち並んでいます。
トランプ新政権は早ければ21日にも強制送還をスタートさせる方針です。まずは「犯罪歴のある不法移民が強制送還になる」という見通しを示すアメリカメディアもありますが、実は具体的なことはほとんどわかっていません。
近くのメキシコ料理店で話を聞いたところ、「“仕事に行くと捕まってしまう”という噂が広まり、出勤を控えている移民もいる」そうです。
周辺の工場や飲食店は移民の労働力で支えられていることから、こうした混乱が続けば街全体に大きな影響が広がることは確実です。