盛岡市は、内舘茂市長が公約に掲げる小中学校の学校給食費無償化の新年度の事業化を見送る方針です。代わりに国の交付金を活用して学校給食費の一部を補助する事業を行います。

21日は市議会の臨時会で国の交付金を使って編成された総額16億9277万円の一般会計補正予算案の審議が行われ、これが全会一致で可決されました。
内舘市長が公約に掲げる学校給食費無償化について、市は新年度の事業化を見送る方針で、代わりに今回可決された補正予算には学校給食費の一部を補助する事業が盛り込まれました。
事業は、物価高の始まった2021年度以降の食材費の上昇分を補助するもので、事業費はおよそ2億3000万円です。

(内舘茂 盛岡市長)
「今回の取り組みも、これから給食費無償化に向けた第一歩とできるようにと考えていて、将来の給食費無償化に向けて引き続き力を尽くしていきたい」
学校給食費の補助事業が実施される期間は1月から2025年度末までで、この間の給食費が減額されます。