的に矢を放って1年の吉凶を占う新春の伝統行事、大分市の二目川百手まつりが行われました。
およそ490年前の室町時代に始まったとされる二目川百手まつりは五穀豊穣や無病息災を願って毎年1月20日に行われます。

保存会のメンバーや地元の人らおよそ30人が20日、当番役の小野隆さん宅に集まりました。百手まつりのメインは的に矢を放ち、その年の吉凶を占う「的矢の儀」です。
当番役をつとめる頭人と来年以降、頭人をつとめる頭前のあわせて5人が2メートルほど先の的を目がけて矢を放ち、命中させると拍手が沸き起こっていました。
(二目川百手まつり保存会・小野隆さん)「きょうはよくできたと思います。普通ならいつも前回は皆外したんですけど、今年は的に当たりました一応。今年は吉で良いんじゃないですか」
保存会では地区に伝わる伝統行事を今後も継承していきたいとしています。