長野県内のイトーヨーカドーの店舗は、1月13日に南松本店が、そして、19日には上田店が閉店となり、ゼロとなりました。
このほか、2月末に松本パルコが、3月末には松本市の井上本店と、長野市のながの東急ライフが閉店する予定で、今年に入ってスーパーや百貨店が次々と姿を消すことになります。
その一方で、須坂市ではイオンモール須坂が今年の秋にオープンします。


「ジュー」

醤油ベースの秘伝ダレに漬け、特製の鉄板でたまねぎと一緒に焼き上げる国産豚のホルモン。

宮入キャスター:
「脂はおいしさそのまんまですね」
「脂を落とすわけじゃないので、ギューッとうま味が詰まると思いますけども」

須坂市の焼肉居酒屋「みのり」。

店の名前が付いた名物の「みのり焼き」は、半世紀以上にわたって愛されています。

宮入キャスター:
「長くこの場所でやっていらっしゃると須坂の商いの変遷などもご覧なってると思いますが」
みのり店長・小林義則(こばやしよしのり)さん:
「富士通がなくなってから少し須坂の街は衰退していったかなと思いますけど」
「大きなイオンモールが来るって話が数年前から上がっていて、期待はしています」

宮入キャスター:
「上信越道須坂長野東インターの近くで現在工事が行われているのがイオンモール須坂です。今年の秋にオープン予定で、県内最大規模とされるその姿が徐々に明らかになっています」


今年の秋、北信の商業地図が大きく塗り替わるとされるイオンモール須坂の開業。

地上3階、一部4階建て、延べ床面積はおよそ9万1000平方メートル。


県内最大級となる商業施設は、地域活性化への期待が高まる一方で、地元商店街からの買い物客の流出が懸念されます。

宮入キャスター:
「率直に伺いますが、お客さんの流出など心配な部分はいかがですか?」
盛進堂社長・岡村將次(おかむらまさつぐ)さん:
「そうですね不安と思えば不安がいっぱいあるんですけれども、ちょうどここでいい機会なもんですから」

須坂市の中心部にある老舗の和菓子店「盛進堂」を営む岡村將次さん。