任期満了に伴う熊本県玉東町の町長選挙は、現職の前田移津行(まえだ いつゆき)さん(74)が新人を破り、7回目の当選を決めました。

町長選は現職と新人の一騎打ちとなりましたが、無所属で現職の前田さんが、無所属新人で青果卸売会社役員の植野信博(うえの のぶひろ)さん(59)を接戦の末に破り、7回目の当選を果たしました。

【玉東町長選挙 開票結果(選管最終)】
1866 前田移津行(74)無現
  1442 植野信博 (59)無新

当日有権者数は4299人で、投票率は78.74パーセントでした。前田さんは、建設会社の役員や町議会議員を経て2001年の町長選挙で初当選しました。

前田さんは選挙期間中、国道208号の渋滞緩和や、新たな住宅分譲地の整備などを訴えていました。

玉東町木葉の選挙事務所では、午後9時ごろに「当選確実」が伝わり、支援者などが喜びを分かちました。

7回目の当選を決めた前田さんは、「物価高騰対策や高齢者の移送サービス、木葉駅周辺のにぎわい創出などを推進してたい」と語りました。

一方、植野さんは、防災の強化や町職員の能力活用などを訴えましたが、及びませんでした。

前田さんの7期目の任期は1月28日に始まります。