『薔薇族』を作った男性と初対面

 長谷さんはパレードの前日、東京・中野区にある映画館、ポレポレ東中野で自身が主人公のドキュメンタリー映画『94歳のゲイ』の初日舞台挨拶をしました。

 つらい日々を救ってくれたゲイ雑誌『薔薇族』の元編集長・伊藤文学さん(92)も登壇して、長谷さんに花束を贈りました。

 長谷忠さん「ゲイの生き方をこの人(伊藤文学さん)から学んできたんよ。薔薇族があったおかげで、僕の一生がある。この人のおかげよ」

 伊藤文学さん「こんな催し物をしてくれたことに、感激しております。長生きしてよかったと思います。そして薔薇族がゲイの人たちの心の支えに少しでもなれたことを今でも感謝しています」