会場には、青や緑など色とりどりの手つむぎのマフラーや、数日間かけて織り込まれたロングコートなど、手作業で作られた40種類およそ300点の商品が集められました。羊毛を染めて紡ぎ、手織りして作るホームスパンは、大正から昭和にかけて農家の家庭での副業として岩手で定着したと言われています。
「みちのくあかね会」は、1962年=昭和37年の設立以来、60年以上に渡ってホームスパンを作り続けています。

(みちのくあかね会 髙橋比奈子さん)
「ホームスパンを身にまとうと軽い、あたたかい、寒い時は放せなくなります。製品だけではなく、その過程のもの、それから機械、そういうものまで全部みなさん欲しい方におあげしたい」
展示販売会の会場では、1袋500円で羊毛や糸の詰め放題も行われていて人気を集めていました。

軽くて保温効果も高いことから、寒さが厳しさを増すこの時期にぴったりの商品が集められた「新春ホームスパン祭り」は、19日まで行われています。