「昼なのか夜なのかも分からない状況で復旧にあたった」
関西電力送配電の白銀隆之社長(62)は当時、関西電力の神戸支店に所属していました。
(関西電力送配電 白銀隆之社長)「神戸支店のビルがかなり被災をしていた。通常使っていた執務室は、太い柱にひびが入って中の鉄筋が見えるような状況。地下に大きな食堂があったんです。食堂に全員集まって、昼なのか夜なのかも分からない状況で会議をしながら復旧にあたった」
緊急性が高い病院や避難所から送電を再開。他のエリアの電力会社からも次々と応援が入り、延べ約3万8000人が24時間態勢で作業にあたり、1週間ですべての地域で送電が再開されました。ガスや水道より早く応急的な復旧が完了しました。