年末年始に見舞われた“豪雪”からの復旧が続く中、再び警報級の大雪の恐れがあります。16日午後6時までの降雪量は、多いところで90cmと予想されていて、注意・警戒が必要です。

日本付近は15日、冬型の気圧配置が強まり、東北北部の上空にー39℃以下の強い寒気が流れ込む見込みです。

今回の寒気は、津軽に“豪雪”をもたらした年末年始の時に匹敵するレベルで、津軽と三八上北では警報級の大雪となる可能性があります。

気象台によりますと、16日午後6時までの48時間に予想される降雪量は、津軽と三八上北の多いところで、山沿いで70~90cm、平地で50~70cmと短時間で一気に雪が積もる見込みです。

津軽地方ではここ数日、寒気が緩んだことで積雪が減少しましたが、午後6時現在、青森で88cm(平年比169%)・五所川原で77cm(平年比192%)などと尚も平年の2倍近くになっています。

県の最新のまとめでは、大雪による死者が7人、重軽傷者が107人で、このうち108人が除雪中の事故とっているため、15日以降の作業も十分な安全確保が必要です。

また、交通障害なども発生する恐れがあるため、気象台は今後の気象情報に注意するよう呼びかけてます。

【大雪・雨のシミュレーション】【15日の寒気の動きの予想】はリンクからご覧いただけます。