軽井沢町で、大学生など15人が死亡したスキーツアーバス事故から15日で9年となります。ゼミの教え子4人を亡くした法政大学名誉教授の尾木直樹さんが、13日、事故現場を訪れ、犠牲者を悼みました。


事故現場に建つ慰霊碑を訪れた尾木さんは、涙を浮かべながら「また来ました」と犠牲となった学生に語りかけた後、花を手向け、静かに手を合わせました。

事故は、9年前の2016年1月15日の未明、軽井沢町の国道18号碓氷バイパスで発生。


県内のスキー場に向かっていたツアーバスが時速およそ96キロでカーブを曲がり切れずにガードレールに衝突した後、崖下に転落し大学生など15人が死亡、26人が重軽傷を負いました。

長野地裁は、2023年、事故を未然に防ぐための注意義務を怠ったなどとして、業務上過失致死傷罪に問われたバス運行会社の社長と運行管理者だった元社員に実刑判決を言い渡し、2人は控訴しています。

尾木直樹さん:
「やっぱり命を落としてしまうということはすごく辛い。良心に従ってハンドルを握っている、握らせているという意識はきわめて重要で、命を預かるという重みを受け止めてほしいと思う」

現場を訪れた大学の関係者は、厳しい寒さの中で犠牲者を悼み、再発防止のために事故を語り継いでいくことを誓っていました。