豪雪により行き届かない除排雪を、他の自治体が支援しています。青森県平川市では岩手県久慈市と秋田県男鹿市から職員が派遣されているほか、津軽の6市町村に他の自治体から排雪用ダンプトラックが派遣されることになりました。
須崎 蓮 記者
「岩手県久慈市職員らの除雪作業が始まりました。水分を多く含み、落雪でずっしりと重くなった雪をかき出していきます」
平川市には、災害時の支援に関する協定を結んでいる東京の財団の仲介により、岩手県久慈市と秋田県男鹿市から職員が派遣されていて、9日から除排雪をしています。
このうち、久慈市の職員などは来週水曜日15日に3学期の始業式が行われる尾上中学校で落雪により埋まった灯油タンクの給油口を掘り出す作業にあたりました。
これまでは教職員がスコップで除雪していたものの、重く湿った雪で難航していたということです。
平川市立尾上中学校 丹藤博之 教頭
「今までこまめに除雪はしていたけれども、今回は年末年始で一気に積もったので、ちょっと手に負えない感じでしたね。本当にありがたい。助かりました」
また、県が仲介している他市町村への除排雪支援が進んでいます。
10日に新たに県建設業協会上北と八戸支部から青森市浪岡と弘前市へ、あわせてダンプトラック17台の派遣が決まりました。
これで県の除排雪支援により6市町村にあわせて55台のダンプトラックが派遣されることになり、記録的な豪雪となる津軽で交通を確保し、住民の暮らしを支えます。