高知県内最大規模の「物流センター」が高知市に建設されることになりました。「物流が不利なエリア」だとされている高知で、新たな“物流の拠点”になると期待されています。

新たな物流センターは、高知市布師田の高知中央産業団地に建設される予定で、8日は建設を前に地鎮祭が行われ、関係者が工事の安全を祈願しました。

県内の物流をめぐっては、営業倉庫の数や面積が他の県に比べて少ないうえ、「物流の2024年問題」による人材不足などで「2030年には県内の荷物の42%が配送できなくなる」という分析データもあり、業界では「物流が不利なエリア」だと言われているということです。

◆LIVORT(高知通運社長) 曽志崎 雅也 専務執行役員
「鉄道貨物が来ていない、トラックだけで輸送している、地域的に見ても非常に『物流が不利なエリア』なうえ、南海トラフ地震などのリスクに対応できない」
こうしたことから、県内の運輸業者などから成る持ち株会社「LIVORTグループ」が、高知中央産業団地内の分譲地を購入し、大型の「物流センター」を建設することになりました。