実際に起点から車を走らせてみると…急なカーブが13か所も
一方、事故が多発するライト坂はどうなっているのか?起点の芦有ドライブウェイの料金所から車を走らせると…すぐにカーブが。バスも車体を傾けながら走行するほどの急なカーブです。
山の中を通る険しい道で、坂の下までの高低差は約340m。急なカーブは13か所もあります。
それらを抜けると待ち構えているのが1km以上の長い下り坂。そして、坂の終着点に近い緩やかなカーブ付近が事故多発地点です。
フェード現象の恐ろしさについて、兵庫県トラック協会の西宮支部長は次のように話します。
(西宮支部 中島輝夫支部長)「徐々にブレーキが利かなくなって最後は全く利かなくなります。一度フェード現象が起こるとほとんどブレーキが利きませんので、本人もパニック状態になって、あとは事故につながってしまうんじゃないかなと思います」