自民党は関係断裂宣言 一方で連合副会長は「断絶宣言を解除してもらいたい」
統一教会と、岸・安倍三代の半世紀をこえる結びつき。その延長に描いた晋三氏の野望。それを阻んだのが教団関連団体のイベントで流された映像です。

安倍晋三元総理(2021年9月)
「韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁をはじめ、皆様に敬意を表します」
教祖・文鮮明氏の妻にして教団のトップ、韓鶴子氏を称える安倍元総理の言葉が、信者の息子・山上徹也被告を、凶行に駆り立てました。

2022年7月8日、安倍元総理が銃撃されたのです。
事件をきっかけに、初めて大手メディアは教団と政治家との結びつきを取材し、批判的に報道。長年にわたり、教団からの支援を受けてきた自民党は、ついに彼らとの関係断絶を宣言しました。

国際勝共連合 渡邊副会長
「相当の覚悟を固めなければいけないと思いましたし、涙が出ましたね。そういう理不尽さみたいなものがこらえきれないというのはありました。早く“関係断絶宣言”を解除してもらいたいなという思いは常に持っています」
解散命令は出されるのか。一方で、支援を受けた政治家たちは、貝のように沈黙したままです。