冬の寒さを生かして、宮城県丸森町で特産品の「へそ大根」作りが盛んに行われています。
丸森町の筆甫地区の農家、庄司一郎さんのところでも、今月20日から始まったへそ大根作りが最盛期を迎えています。

皮をむいたダイコンを輪切りにし大きな鍋で1時間ほど茹でます。

そして25個ずつ串に刺して風通しの良い場所に干していきます。

へそ大根は伝統の保存食で形がへそに似ていることからその名が付きました。
1か月ほど厳しい寒さにさらし、昼の乾燥と夜の凍結を繰り返すことで水分が抜け、うまみと甘みが凝縮された“しわしわ”のへそ大根になります。

農家 庄司一郎さん:
「へそ大根づくりをする時期が来たと、わくわくしながらこの時期を迎えている。冬の寒い時期には、煮物などでおいしく食べてもらえれば」

庄司さんのところでは、来年2月初めまでに1万2000本のダイコンでへそ大根を作ります。

1月中旬からスーパーや直売所などで販売するということです。