■その時、救急要請が!24時間 365日、命に寄り添う現場で

ここまでの勤務時間は11時間、何事もなく夜を迎えようとしていたそのとき…。

笠岡市内で体調不良を訴えた、成人女性からの救急要請です。石原さんは、応急措置をしながら患者や家族にも優しく声をかけ続けます。

(消防士 石原舞子さん)
「大丈夫ですよ。ママ大丈夫?、って声かけてあげてね」

24時間、365日、命と隣り合わせの現場です。
(消防士 石原舞子さん)
「緊張しますね毎回」
(杉澤キャスター)
「いつ起こるか分からない?」

(消防士 石原舞子さん)
「寝ている時かもしれないし、ご飯を食べている時でも、いつ指令かかるか分からないので、緊張感持って。やりがいを感じる瞬間ですね」


(消防司令 柚木淳二さん)
「人を助けたいという気持ち。人間性が大事だと思うんです、知識、技術より。今を維持しながらしっかり経験を積んでいってほしいと思います」

現在、笠岡消防署で働く女性消防士は5人。その中で、石原さんが目指す消防士の姿とは。




(消防士 石原舞子さん)
「やっぱり男性との体力差であったり...現場に行って感じることはあるんですけど、そこをどう悔やんでも意味がないので、女性にできることを探して、誰からにも頼られる存在になりたい」


「困っている人を助けたい」その一心で、自らを鍛え続ける石原舞子さん。20歳の女性消防士はきょうも仲間と共に命の現場に立っています。