社会での女性の活躍の場が増える一方、その割合が約3.2%とまだ少ない職種のひとつに「消防士」があります。
こうした中、笠岡市の消防署では4年前のある出来事を契機に、地域の命を守る仕事に就いた20歳の女性消防士がいます。
■20歳の女性消防士「強くなるために自分に厳しく」


(消防士 石原舞子さん)
「現場、美の浜だそうです」


出動の指令を受け、救急車で現場に向かう石原舞子さん。去年12月から笠岡消防署で働く20歳の消防士です。

(消防士 石原舞子さん)
「悲惨な現場に耐えるには、まず自分が強くならないと。強さの中に優しさがあると思って、私は常に強くなるために自分に厳しく」

命と隣り合わせの現場で、自らと向き合う毎日です。


(消防士 石原舞子さん)
「おはようございます」
この日石原さんは、朝8時前に出勤してきました。ここから24時間勤務が始まります。

(消防士 石原舞子さん)
「朝はちょっと早めに来て準備をしてます。自分はまだ不安なので」

着任して約9か月。先輩たちの石原さんへの印象は?
(先輩署員)「笑顔に癒されますね」
(先輩署員)「明るくなるわな」
(先輩署員)「気合ですかね」

(先輩署員)「もともとが真面目なので、まっすぐ」