母を思いとどまらせた、娘の最期の言葉

弁護士に対し「加害者を殺してやりたい気持ち」と話していた女性の母親。
そのような気持ちの中で思いを食い止めていたのは、「こんなことしても何にもならないよ」という娘の最期の言葉だった。
女性が被害に遭っている最中に、元少年に伝えた言葉。

法廷での尋問の最後に、女性の母親は涙を流しながら話した。

娘を殺害された母親(50代)
「娘はものすごく良い子。家族みんな成長を楽しみにしていた。何であんなむごい殺され方をしなきゃいけないのか。今も頭から離れません。あの子は(元少年に)自首を勧めました。走って逃げれば良かったのに。そしたら助かったのに。そういう優しい子を、どういう子を殺害したのか分かってほしい。娘を返してほしい」

判決は来年3月24日に言い渡される。

RKB毎日放送 記者 奥田千里