鶴岡工業高等専門学校の生徒が考えたアイデアが国が実施するビジネスプランのコンテストで優秀なアイデアに選ばれ、このほど、表彰式が行なわれました。
生徒が考えたのは「流せるオムツ」です。
国が実施する「高校生ビジネスプラングランプリ」はアイデアを実行に移せる優秀な人材の養成を目的として行われています。

鶴岡高専では3年生の授業でこのコンテストに応募していて、今回、バイオテクノロジーを学ぶ3年生のチームが、全国の5000点以上の応募の中からはじめてベスト100に選ばれ表彰を受けました。

今回表彰されたアイデアは「流せるオムツ」。

子育て世代の「公共トイレにオムツ用のゴミ箱がなく、外出時のオムツ処理が大変」という声に着目し、地域で廃棄されている大豆由来の「おから」を吸水シートに活用することで課題の解決に取り組みました。
汚れた時は吸水シートだけを外してトイレに流せるというもので、地域資源の再利用とゴミの削減がSDGsの観点から高い評価を受けました。

鶴岡工業高等専門学校 佐藤凛采さん(3年)「周りにある副産物を使ってSDGsや身の回り問題に目を向けて考えたい」

今回はビジネスプランのみの提案でしたが、鶴岡高専のチームは機会があれば企業などと連携して試作品を作り実用化に取り組みたいとしています。