無罪の元社長はなぜ逮捕・起訴された?事件の経緯

大阪の不動産会社・プレサンスコーポレーションの山岸忍元社長(61)は、2019年、横領事件で大阪地検特捜部に逮捕・起訴されました。248日間、身柄が拘束されましたが、その後、無罪に。この際の取り調べをめぐって違法な捜査があったとして、山岸元社長は2022年に国に賠償を求めて提訴しました。
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そもそもなぜ、逮捕・起訴されることになったのか。背景には複雑な構図があります。
発端は、大阪の学校法人の土地7300平方メートルを不動産会社プレサンスに31億円で売却する、という取引です。間には不動産仲介業者が1社入っていました。この取引では、プレサンスから学校法人にまず21億円が支払われました。
一見すると通常の土地取引です。しかし、学校法人の当時の理事長と仲介業者の代表、山岸元社長の元部下の3者が共謀していたのではないか、として後に有罪となります。
実は、学校法人に支払われた21億円を、学校法人の当時の理事長が“個人のお金”として使っていたのです。その一部は仲介業者の代表や山岸元社長の元部下にも渡っていたとも言われています。
理事長は18億円の借金をして、お金の力で学校法人での実権を握り、理事長になったとみられています。その借金を返すために、土地の売却で得たお金が利用された、ということです。
そして、その18億円を理事長に貸したのが、プレサンスの山岸元社長でした。














