クリスマスやお正月に向けてお祝いムードが加速する年の瀬ですが、長引く物価高で子どもにかけるお金を減らさざるを得ない家庭もたくさんあります。そんな子どもたちにも笑顔を。支援の現場を取材しました。
都内の化粧品会社。きのう、会議室の一角では、子どもたちが集まってクリスマスイベントが行われました。
子どものいる社員の育児を支援するため、去年から始めた取り組みで、今年も多くの親子が参加。
ただ、ここに集まったおもちゃやぬいぐるみ、実は新品ではありません。
11歳の子どもの母親
「うちの母がクリスマスプレゼントに、2年前くらいに息子に買ってくれたもの。次の子に使ってもらえたら嬉しい」
子どもの成長で使わなくなった洋服や靴、おもちゃなどを社員が持ち寄った“お下がり”です。
「すごくありがたいです。いろいろ買っているとお金もかかりますし」
「自転車を息子がさっき(もらいました)。めちゃめちゃ高いので助かります」
満面の笑顔の子どもたち。ただ、お下がりでは埋められない部分で苦労する子どももたくさんいます。
高校2年生 佐藤優太さん(仮名)
「小さい頃から将来の夢として医者になりたいと思っていたので」
こう語る高校2年生の佐藤優太さん(仮名)。病気のため生活保護に頼る母親と暮らしています。医学部を目指すため、塾でも勉強をしたいのですが…
シングルマザー佐藤さん(仮名)
「塾とかっていうのは贅沢。貧乏な人間からすると、お金がない人からすると贅沢品。(教育は)一番必要なものだと思う。自分と同じ轍を歩ませないためにも」
実は経済的に苦しい家庭の75%以上が、学習費用を減らしているとの調査結果も。
こうした家庭の支援に取り組んでいるNPOがあります。このNPOは、企業や個人からの寄付を原資にしていて、優太さんは年間20万円分のクーポンを受け取り、塾の費用に充てています。
高校2年生 佐藤優太さん(仮名)
「クーポンがなかったら全然違う人生というか、いまの自分がいるのはこのクーポンのおかげ。すごく感謝というか、ありがたいなという気持ちが強い」
NPOの担当者は…
チャンス・フォー・チルドレン 吉岡新さん
「経済的に厳しい家庭は、物価高によって塾などの支出を諦めざるを得ない。教育格差の問題が拡大していく懸念がある」
今年もまた物価高のなか迎える年末。子どもたちの笑顔、そして未来のために幅広い支援が求められています。
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