対策は「コロナ禍にやっていたような手洗いが一番大事」年末年始に体調を崩したらどうする?
南波キャスター:
インフルエンザを予防するにはどうしたら良いのか、田代院長に聞きました。

まず、▼ワクチン接種ですが、大人の場合、打ってから2週間後には効果が期待できるということなので、田代院長は今からでも打ったほうがいいとしています。
基本的な、▼手洗い、▼マスク着用、▼加湿、▼2時間に1回程度の換気をするだけでも違ってくるということです。「コロナ禍にやっていたような手洗いが一番大事」だということです。
対策をしても体調を崩すことがあると思います。そういった場合には、以下を参考にしてみてください。

【医療情報ネット(ナビイ)】
●全国の医療機関・薬局を検索できるシステム
●対応可能な当番医や急患センターを検索可能
【子ども医療電話相談】
●#8000
●小児科医師や看護師が電話でアドバイス
ホランキャスター:
年末年始の9連休で喜んでいる人も多いと思いますが、同時に医療へのアクセスが難しい時期でもあります。
風邪をひかないことが一番ですが、対策や体調を崩した場合どうするかなど、あらかじめ話し合っておくことが大事になってきますね。
田代院長:
病院が休みの期間も長くなりますので、薬局で市販の総合感冒薬を準備しておくなどといったことが大切になってくると思います。

井上キャスター:
長い期間、薬が不足しているといわれているように思いますが、どうすれば改善するのか、現場の皆さんはどう見ていますか。
田代院長:
これは医師の間でも、何が薬不足の原因なのか、どうすれば改善するのかがわかっていない状況です。
国レベルで検討していかなければならない問題だと、常々みんなで話しています。近代国家で起こっているとは思いがたい医療物資の不足の問題は、医師にとっても悩みの種であり、何とか改善してほしい問題です。
井上キャスター:
国や省庁が指揮をとっていかなければならない問題なのかもしれません。
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<プロフィール>
田代和馬さん
ひなた在宅クリニック山王 院長
地域密着型の在宅医療で診療を行う