湿度の発生源を遠ざけることも大切
ー湿度の発生源を遠ざけるにはどうしたらよいでしょうか。
(大野さん)
「『湿度が下がるので、洗濯物は部屋の中で乾かしています』『冬は水槽の水がみるみる減るので、加湿器代わりにはもってこい』という言葉をよく耳にしますが、よく考えないと逆効果になってしまいます」
「冬は気温が低いので、そもそも洗濯物が乾きにくい時期です。乾かしやすくするためには部屋の温度を上げて乾きやすく…としてしまうと、結露を招いてしまう言こともあります」
「特に窓が近い場所などに吊るしておくと、かえって結露を助長してしまうこともありますし、洗濯機にカビが生えていたりすると、カビを部屋の中にまき散らしてしまったり、生乾きになって残念な気持ちになってしまったりすることもあります」
「なるべく短時間で乾かそうと思うのであれば、なるべく暖かい部屋で風を当て、乾いたら即取り込む、ということが必要で、湿度の維持という観点ではおまけ程度と考えるのが無難でしょう」
「洗濯物はできればお風呂場の換気扇の下で、水槽や花瓶、観葉植物などは換気扇の近くに置き、湿度のコントロールをしやすくする方がよい場合があります」
カビは、冬でも油断できません。しっかり対策して快適に過ごしましょう。