温度差を少なくして風の流れを作るには、どうしたらよい?

ー温度差少なくするためにはどんな対策がありますか?

(大野さん)
「冬は寒いので室内の温度を上げがちですが、なるべく部屋の温度を下げて、外との温度差を減らして…というのは厳しいですよね。でも、温度差を生じやすいところに対策をすることはできます」

「そこはどこかといわれると、一番はガラス(窓など)、次に金属(ドアやサッシなど)です」

「例えば窓に断熱のための発泡スチロールや発泡シート、プチプチなどを貼っておく、厚手のカーテンで空気をなるべく遮断する、というのがひとつの方法でしょう」

ー風の流れを作るためにはどうしたらよいでしょう。

(大野さん)
「空気は暖かいと上の方に上っていき、冷たい空気は下に下りてきます。また、空気はなにもなければその場から動きにくいものです」

「この二つを考えると、上層階と外の間に隙間が空いていたり、換気を行ったりすると、下層階では冷たい空気が取り込まれやすくなります」

「その通り道はあくまで、『外から冷たい空気が取り込まれる場所』から『空気の出口』まで一直線です」

「締め切っている部屋や押し入れの中の空気は動きません。なので、自分の家の中の構造をよく考え、空気をうまく流す方法を考えてみるのがいいでしょう」