山口県岩国市の岩国医療センターで、リハビリの診療報酬におよそ7000万円の不適切な請求があったことが分かりました。



岩国医療センターによりますと、国立病院機構の内部調査で2021年4月から今年9月までの3年半の間で2万3600件あまりの不適切な請求があったことがわかりました。

リハビリは診療にかかった時間をコンピューターに入力し、20分を1単位として診療報酬を請求します。

しかし、リハビリの終了時刻とコンピューターに入力された時刻が不一致だったり、診療が20分未満だった場合も20分と記録したりするケースが見つかったということです。

不適切な請求は、3年半でおよそ7000万円に上ります。

職員への調査では、「意図的な水増しではなく、忙しさもあり正確な入力をしなかった」との回答が多かったということです。

センターでは正確な入力を指導するとともに、対象となった6000人の患者や健康保険組合などに返還することにしています。