平原容疑者と逮捕前日まで3日連続で会っていた65歳男性

小倉南区のそば店「砂場」

逮捕前日の12月18日まで3日連続で会っていたのは平原容疑者の自宅からほど近い場所にあるそば店「砂場」の店主松村建行さん(65)でした。

そば店「砂場」 松村建行さん(65)

・平原容疑者と会うことになったきっかけはー
「砂場」店主・松村建行さん「事件が起きて2日後月曜からうちの店(の出前)を取りだした」

・平原容疑者からの注文はー
「砂場」店主・松村建行さん「初日はカツ丼とざるそばです。2日目も同じものです。3日目にどんぶりはカツ丼だったですけど、ごぼう天うどん・いなり・かしわ」

・平原容疑者の様子はー
「簡単に言うと落ち着きがなかったですね。1日目・2日目は愛想ないなって感じやったですけど」

・平原容疑者の家の中はー
「玄関の所にゴミみたいなものを積み上げていた。においはしないのでゴミなのかわからんけど」

・商品を受け取った後の平原容疑者はー
「持って行って帰るときには、すぐ閉めて鍵をしていた」

違和感を覚えたそば店の店主”こいつ犯人じゃね”→「本当に犯人だった」

そば店「砂場」 松村建行さん

そば店や出前先で様々な人に会っている松村さんでも、逮捕前日(18日)の平原容疑者の様子には違和感を覚えたという。

・逮捕前日の平原容疑者の様子はー
「砂場」店主・松村建行さん「おかしかった。ビール片手に受け取りにきたし、その時ちょっと目がうつろやったです」
「瓶ビール開けてそのままやった。落として。靴が散乱しとるところにビールが落ちたから、割れんやったですけどね。ちょっとビールがこぼれて拾っていた」

・平原容疑者が逮捕された後の心境はー
「「まさか自分が持って行っていたお客さんが。冗談で3日目(店に戻って)『こいつが犯人じゃね?』って言ったら、本当に犯人やった」

送検される平原容疑者(12月20日)

警察は15歳の男子生徒に対する殺人未遂の疑いで逮捕された平原政徳容疑者を1月9日に中島咲彩さん(15)を刃物で刺して殺害した疑いで再逮捕しました。

関係者によりますと平原容疑者は女子生徒を刃物で刺した行為を認めている一方で、殺意は否認しているということです。

これまでの捜査で平原容疑者と中学生2人に面識はないとみられていて、平原容疑者は動機の一部について「入店前に2人と目が合ってばかにされたと思った」などと供述しているということです。