路上に立つ女性は減少…しかし話を聞くと

 そして、12月。通りが100mにわたり黄色く塗られた。そして、ナッジ理論に基づいてデザインされた10枚の魚の絵が通りの入り口から出口まで誘導するような形で貼られた。建物に囲まれていて昼間でも薄暗かった路地が明るい雰囲気へと生まれ変わった。

 (科警研 島田貴仁室長)「この取り組みが、路上客待ちの問題が大都市どこも今起きている中で、少しでも問題解決につながってほしいと思っています」

 翌日の夜、再び通りを訪れてみると、路上に立っている女性は数人みられたが、確実に数は減っていた。ただ、女性たちに話を聞いてみると…
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 (女性)「(路地が)明るくはなったね。反射するから黄色が。(女の子たちは)天王寺とミナミに流れたらしいね、メインが」
 (記者)「やめることはない?」
 (女性)「やめることはないね、みんな」

 大阪の繁華街から消えない“立ちんぼ”。問題解決に向け試行錯誤が続く。