株主になれば…「赤字路線」どうなる?
喜入友浩キャスター:
立場によって見え方が変わって難しいですね。
上村彩子キャスター:
自治体としては町や利用者のことを考えて廃線にして欲しくない。JRとしては赤字路線を続けるのは経営的にも厳しい。お互いの主張がよくわかります。

喜入キャスター:
そもそも路線の廃止は、以前は国の許可が必要でした。ただ、1999年の法改正によって、届け出制に変わりました。事業者は届け出をすれば、国の許可なしに路線を廃止にすることができるようになったのです。それ以降、廃線が増えているということは、ある意味自然な流れかもしれませんが、本当にこのままでいいのかなとは思います。
上村キャスター:
利用者が少ない赤字路線とはいっても、生活にとって電車は欠かせないインフラの一つです。路線によっては観光列車にしたり、何か作品とタイアップを組んで、まちおこしに繋げるのに成功している路線もあります。JRと自治体が手を取り合って赤字路線をうまく観光の柱としていけたらいいですね。