
◆高級料亭では「皆さんが飛びつかれます」
・ぎんりんグループ 代表取締役 村上亜由美さん
「本ズワイガニは1杯8000円や1万5000円するので、手が出ない。でもカニの刺身は食べたい、でも冷凍はおいしくない。でも生きてるオオズワイガニは甘くておいしい。皆さん飛びつかれます」
「ゆでがに」は、カニ本来の甘みと、ほのかな塩味が絶妙に調和し、殻から溢れんばかりの身は食べ応え満点。
ほかにも、宝石箱の様に美しく盛り付けられた海鮮丼など、オオズワイガニは海を越え、想像の斜め上をいく料理となっていたのだ。
・ぎんりんグループ 代表取締役 村上亜由美さん
「『オオズワイガニって“やっかい者”と言われてたカニじゃない?』と言われるけど、『こんなに甘くておいしいなら、早く食べておけばよかった』と多くの客が言う」

もちろん鳥取県内では、この様な高級料亭だけでなく、スーパーや鮮魚店などでもオオズワイガニが販売されているのだ。
・ぎんりんグループ 代表取締役 村上亜由美さん
「せっかく海から取れたものなので、たたき売りではいけないかなと。付加価値を付けて販売することが、一番大切だと考えている」
去年、大量発生し厄介者と呼ばれたオオズワイガニは今、東京都や大阪府、沖縄県まで販路を拡大し、安いのに美味しいと全国的な人気者になっているのだ。